3級 - 前半

5級で始めてもある程度の勉強量があれば、3級に届くまでには一年もかかりません。まだ、始めた当初のMomentumも残っておりやる気にも勢いがあります。

  • さて一口に3級といいましたが、松本道弘さんの言われる3級はいままでの5級・4級に比べてかなりレンジが広いように私は感じます。TOEICでいえば600弱から800弱あたりと思い、相関表ではそういうふうに位置付けました。
  • 4級のときの400〜600弱と3級の600〜800弱では同じ200点の開きに見えますが、600〜800点のほうが道のりが長いと思ってもらったほうが良いとおもいます。
  • まず、3級の前半部分(ラフに600〜700位) についてお話しますと:
  • 慣れ親しんだ先生のしゃべる日本人向けにスピードダウンされた英語であれば、かなり分かるようになってきます。Dictate出来るほど分かっているかといえばまだNoですが、それでも大まかな意味はかなり取れるようになっています。
  • 単純な構文を使用してのspeakingもこのころからだいぶなれてきます。しかし構文が少し複雑になるとpauseしてしまったり、時制表現が不正確であったりはしますが、学校の先生は分かってくれます。映画や英語教材などで拾った決り文句を覚えて使ってみればちゃんと通じます。しかし、相手が"にやり"として返してくる言葉が聞き取れないことはしばしばあるでしょう。
  • 4級の早い時期から読むことを始めていればこの頃からJapanTimesの中で日本の時事が書いてあるような部分はだいぶ読めるようになってきます。でもまだまだ海外発信の記事はすんなりとはいかない時期です。
  • このレベルで書くトレーニングをしている人はまだ殆どいません。経験的には少なくともこのレベルから書くことを始めておくと後がかなり楽だとは思いますが、なかなか動機付けや必要性の面から難しいことは確かです。
  • この頃の私は:
    • ただほかの人について笑っていた英会話の授業もほかの人に比べ自分のほうがよくわかるように感じる部分が増えてきていました。会話でも本や映画などで聞き覚えた「それっぽい」表現が使ってみたくてたまらず教室で試用(?)し始めます。時にはピントはずれで後で恥ずかしくなるようなこともありましたが。
    • そろそろ自分が客観的な尺度でみてどのくらい出来るのかが知りたくなってきていました。英会話教室ではだいぶ分かる、でも一歩外へ出ればさっぱり分からない、この違いは何なんだろう、そして自分はいったいどのくらいのレベルなんだろう。それがTOEICというものを始めて受けてみようと思うきっかけになりました。
    • 2000〜3000ワードの単語でDefineしてある英英辞書は苦痛なく読める(引ける)ようになっていました。ただすべての単語の意味はひととおり知っているのに、ペーパーバックを読んでもぴんとこない場面はしょっちゅうでした。まだ、語感がぜんぜん身についていない時期でした。
    • まだ書くことは始めていませんでした。